MESSAGE

塚本洋子
テアトル・ド・バレエカンパニー 主宰 塚本洋子

クラシックバレエについて

クラシックバレエは、あらゆる舞踊芸術のなかで最も歴史と伝統のある舞踊であり、合理的で科学的なメソッドを確立した芸術です。
フランスへ留学した際に経験をしたことですが、いろいろなジャンルの舞踊家がクラシックバレエのスタジオでレッスンをしていました。日本ではあまり考えられないことなので大変驚いたものです。しかし、実際に話を聞いてみると、どんなジャンルの舞踊家も、子供のときからクラシックバレエの基礎を身に付けたうえで、大人になってゆく過程の中で、自分のタイプにあった舞踊を選択していくということでした。日常的にはいつもクラシックの基礎レッスンに立ち返って、その訓練の上に立って、現在選択しているジャンルの舞踊に取り組んでいるということでした。

 

このような体験を通して、クラシックバレエはあらゆるジャンルの舞踊の基本であると確信しています。できることなら、日本でもあらゆるジャンルの舞踊家や舞踊を勉強している人にクラシックバレエの基礎レッスンを受けて欲しいと思うのです。

レッスンについて

日常のレッスンの積み重ねこそ、何よりも大切です。
基礎を身に付けることをなくして次に進むことはできません。頭の中で、ああしたい、こうしたい、と思うことと実際にできることとの間には大きな隔たりがありますが、それを埋めてくれるのがレッスンの積み重ねなのです。

その積み重ねがあれば、その人に合ったジャンルの舞踊へと進むこともできます。生徒の皆さん全員がクラシックバレエに向いている訳ではありませんが、舞踊を捨てずに続ければ、大人になるまでに自分にもっともふさわしいタイプを発見できるのです。

運営方針 〜 夢に向かって、豊かな人生を。

私は、バレエ・ダンスが大好きな人なら、誰もが習い続けることができるスタジオにしたいと願っています。

それと同時に、バレエを習う子供達にいつも伝えたいことは、もっと長いスタンスで重層的に人生を考えて欲しいということです。

バレエを習うことは、ただバレリーナになることを目標にする ということだけではありません。
バレエを通じて美しい芸術の世界に触れ、幅広い豊かな心を 持つ人間になって欲しいのです。

物ばかりに価値観を置く現在の日本。
しかし、これからの日本に必要とされていく教育とは、感情や情緒を育み、創造的で、個性的な心の働きを豊かにするための情操教育だと思うのです。

これからの日本を支える若い人達を、バレエという芸術を通して育てていくのが私の願いです。