2014年2月23日
土曜日のコンテンポラリーBクラスの様子です。
コンテンポラリークラスはテクニッククラスを普段は中心にしていますが、創像力を強化するためのワークショップもクラスの中で行っています。
この日は与えられた振付を自分たちの想像力をつかって変化させるワークショップです。各チームいろいろとアイディアを出し合います。
↑よっぱらいだそうです。
ここからはちょっと難しい内容ですので、子供たちは写真をみて楽しんでてね。
最近よく思うのですが、今の日本人は提供されることに慣れすぎていると思うんですね。消費文化が進むと必然的にそうなっていくんだと思うんだけど、すべておぜん立てして目の前に出されたものを手に取るというか。
サービスがいいほうにみんなが流れていくからある意味しょうがないことなのですが、サービスがよくなればなるほど受ける側は受け身の姿勢でよくなってしまうのですね。現在の子供たちは僕たちの時代(といってもすでにいろいろなサービスがありましたが)よりもさらに受け身でいられます。その世界はいまの大人たちがお金を稼ぐために作ってしまったのです。子供たちは被害者なのですね。
僕はダンスを通じてどうやったらそういった世界から守ってあげられるんだろうと考えた結果、彼らに創造力という武器を与えることなのではないかと思いました。自らの力でいろいろと創りだしていくことが受け身という状況から抜け出すための扉なのではないでしょうか?
ワークショップでは水を得た魚のようにポンポンアイディアを出す子もいれば、中にはまったく何もできずに僕の顔をみて助けを待つ子供もいます。子供は助けがこないと分かった時にはじめて自分でアクションを起こします。
とまあ、いろいろ考えながらクラスをやっているんですねー。
生徒たちは楽しそうだからまあいいんだけどさ。